寒天特集2024
寒天特集:最盛期の天然製造 「良品第一」合言葉に コスト高から各社値上げ方針
高止まりが続く寒天用の原料海藻テングサ
後継者問題などに直面する角寒天業界。200年の伝統をどう次世代につないでいくかが鍵になっている(2019年の「寒天の日」イベント=茅野市)
コロナ禍で売れ行きを伸ばしているカット寒天(伊那食品工業「スープ用糸寒天」)
ぱぱな農園「野沢菜漬」
長野県茅野市で約200年にわたって続く、角寒天の天然製造。今期は前期と同じ10工場が、23年12月中旬から稼働している。長野県寒天水産加工業協同組合の五味嘉江組合長は、「今シーズンは寒暖差が激しく、品質管理が非常に難しい」と話す。
「不安定な天候を見ながら、『天出し』(寒天の天日干し)したり屋内にしまったり、作業がとても多い。ただ、こうした難しい時でも『良品第一』。ユーザーの信頼を裏切らないよう、組合を挙げて品質最優先で製造に取り組んでいる」。各組
-
寒天特集2024
水産加工冬の伝統的な天然製造が最盛期を迎えている寒天業界。2023~24年シーズンは暖冬傾向が続き、製造に遅れがみられるものの、「良品第一」(長野県寒天水産加工業協同組合)を合言葉に作業が続いている。約4年に及んだ新型コロナウ […]
詳細 >