冬季製造の最終盤を迎えた寒天業界では、寒暖差の大きい不安定な天候と原料コスト高に直面している。原藻は輸入依存が高く、円安再燃が価格を押し上げる。主要原料だった韓国産は生育不良や労働力不足で事実上消滅し、モロッコ産への依 […]
詳細 >寒天は、400年近い歴史を持つ日本の伝統食品。テングサ、オゴノリなど紅藻類の海藻から抽出したエキスを凍結乾燥させたもので、形状などにより角(棒)寒天、細(糸)寒天、粉末寒天に分類される。もとは冬場、屋外に置いていたところてんから偶然生まれたといわれ、…続きを読む
寒天のトップメーカー、伊那食品工業。原材料の価格上昇や供給不安など厳しい事業環境の中、業務用、家庭用ともに需要は堅調に推移している。ただ、「ニーズは変化、多様化が進んでいる」と塚越英弘社長。ユーザー、消費者の簡便・時短志向や健康意識をとらえた「即溶」…続きを読む
財務省貿易統計によると、寒天用原藻(紅藻類テングサ科)の25年1~11月輸入量は1248tで、前年同期を16.6%下回った。10kg当たりの平均価格(CIF価格)は6473円で、24年(通年)平均を11%上回っている。 海藻を下処理した原藻は長期間…続きを読む
「寒天の里」長野県茅野市。標高約800mの高地にあるこの地域では、寒冷で晴天率が高い冬場の気候特性を生かし、約200年前から角寒天の天然製造が行われている。 今シーズンは12月半ばまで平年を上回る暖かさだったため、多くの業者が例年より1週間から10…続きを読む
冬季の天然製造が大詰めを迎えている寒天業界。今シーズンはこれまで日々の寒暖差が大きく、寒天作りに適した「天屋日和」が長続きしない製造期となっている。天候に振り回される難しいかじ取りに加え、さらに足元を揺るがせているのがコスト高の荒波だ。寒天の原料とな…続きを読む
夏の需要期を迎えている寒天は、先進的な粉末寒天や伝統製法の角・細寒天など多様だが、原料の海藻供給は深刻な状況だ。特に韓国産テングサは壊滅的で、2025年1~5月の輸入量は前年比79.3%減の18t、価格も同率で上昇し「 […]
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寒天のトップメーカー、伊那食品工業。研究開発型企業として、寒天の可能性を広げている。業務用・家庭用で展開する多彩な製品は、多様化するニーズをとらえて堅調な売れ行きだ。ただ、現状に踏みとどまらず「従来とは違った形で、さらに寒天の価値を提案していく」(塚…続きを読む
財務省貿易統計によると、寒天用原藻(紅藻類テングサ科)の24年輸入量は1531tで、23年を5.6%上回った。海藻を下処理した原藻は長期間の保存が可能なため、輸入量と消化量(製品の製造量)、需要増減の相関性は低いが、価格がやや落ち着いたことで取引が進…続きを読む
◇一問一答 2024年1~12月までのテングサの入札状況など概況について、森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --2024年の入札状況は。 森田 2024年の国内テングサ入札会は、3月14日の静岡県第1回入札会から始まり、11月2…続きを読む