寒天特集2025
![寒天特集2025](https://news.nissyoku.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/606457.jpg)
冬場の天然製造が追い込みを迎えている寒天業界。2024~25年シーズンは、寒天の元になるところてんを自然の冷気と日当たりで凍結乾燥させる伝統製法に適した「天屋日和」に恵まれ、順調な製造が続いている。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆寒天特集:「天屋日和」に「草不足」の暗雲 韓国産テングサ枯渇高騰
水産乾物・塩蔵他 特集 2025.02.07冬場の天然製造が追い込みを迎えている寒天業界。2024~25年シーズンは、寒天の元になるところてんを自然の冷気と日当たりで凍結乾燥させる伝統製法に適した「天屋日和」に恵まれ、順調な製造が続いている。「寒天の里」長野県茅野市で200年近い歴史を持つ角寒…続きを読む
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寒天特集:定着進むカット寒天 バラエティー豊かに市場開拓
水産乾物・塩蔵他 特集 2025.02.07テングサやオゴノリなどの紅藻類からできる寒天は、成分の約80%が食物繊維でカロリーはほぼゼロ。こうした特徴に基づいた健康機能をさまざまなメニュー、料理に付加できる「カット寒天」が、コロナ禍でさらに高まった健康志向や簡便志向をとらえて売れ行きを伸ばして…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業「HARUCHICA」 受験生らに好評、全国展開へ
水産乾物・塩蔵他 特集 2025.02.07伊那食品工業は、家庭用製品の「かんてんぱぱ」ブランドから、ホワイトチョコレートのあずきクランチ「HARUCHICA(はるちか)」=写真=を、全国の「かんてんぱぱショップ」や通販サイトで販売(数量・期間限定)している。 「春が近い」と連想させるネーミ…続きを読む
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寒天特集:輸入原藻=前期比11.7%増 モロッコ産伸長 韓国産は生育不良で激…
水産乾物・塩蔵他 特集 2025.02.07財務省の「貿易統計」によると、24年1~11月の寒天用原藻(紅藻類テングサ科)輸入量は1497tで、前年同期を11.7%上回った。海藻を下処理した原藻は長期保存が可能なため、輸入量の伸びが製品製造量の増加に直結しているわけではないが、メーカーへの取材…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業 ニーズの多様化に対応 和デザート分野など期待
水産乾物・塩蔵他 特集 2025.02.07世界最大の寒天メーカー・伊那食品工業は1958年の設立以来、研究開発型企業として常に寒天の可能性を追求している。塚越英弘社長は、「健康志向の高まりで寒天に対する消費者の期待は強まっており、ニーズの多様化も進んでいる。こうした期待に、しっかり応えていく…続きを読む