寒天特集2025

寒天特集:業界苦悩 「買えるかどうか」「草割りできない」

 角寒天、細寒天といった形状タイプの製品に欠かせない、韓国産テングサ。国産天草が生育不良や海人の減少で枯渇、高騰する中、生育環境の類似性などから同等の性質を持つ代わりの草として需要基盤を築いてきた。13年には輸入量がモロッコ産を上回りトップになるなど隆盛を誇ったが、その勢いは見る影もない。
 衰退の要因は、国産天草と同じ。現地の水揚げ量は縮小の一途をたどっており、24年は100tを切ったもようだ。賃金アップを前面に掲げた政府の経済施策も海人の減少に拍車

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