コーヒー業界、原料相場高騰と円安で値上げに動く

コーヒー各社が納入価格の引き上げ要請に本腰となっている。昨年12月以降の世界のコーヒー原料生豆相場が、ブラジル政府やその他機関の収穫減産の見込みを受けて急上昇していることに加え、為替の円安基調から、昨年平均価格の一・五倍(九五年の原料高騰時の一・三倍)に達しており、「企業が最大限の合理化努力をしても吸収できる範囲を大きく超えている」(AGF)ことが背景にある。 このためAGFは、家庭用レギュラーコーヒーのメーカー出荷価格を5月出荷分から、約一〇%値上げ

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