日本最大のワンウェイビジョン、サッポロビール銀座ビルに出現

サッポロビール(株)(東京都渋谷区、03・5423・7204)は10日から、東京・銀座四丁目交差点に面したサッポロ銀座ビルの四面を活用した日本最大のワンウェイビジョン(※)を設置した。これは発泡酒「ブロイ」の発売累計五億本(三五〇ミリリットル換算)突破を記念したもの。画像内容は「ブロイ」のパッケージと同商品のCMタレント、椎名桔平、石田ゆり子を採用。パッケージは実物の約六〇倍、人物は約三〇倍となっている。

同ワンウェイビジョンは、ビルの窓ガラスも含めた大部分を使用した約二五〇平方メートルの大きさで、遠くからでも楽しめるインパクトのある静止画。通常の屋外壁面印刷などの解像度(二四dpi、三六dpi)と比べて、今回のものは印刷状態で四〇〇dpiと高解像度を誇る。

高度な印刷技術と薄くて丈夫な特殊素材を使用するためにフランスで印刷し、銀座に持ってきたもの。このフィルムは透明度をあわせ持つため、ビル内からの視野も遮らないという。

(※)ワンウェイビジョン=〇・一ミリメートルの薄い特殊フィルムの表に印刷がなされている。建物内部から外への視野を遮らないのは、フィルムに多数の孔があるため。特殊な粘着剤を活用して窓ガラスに貼り付けることで、表面は鮮明な画像を維持し、裏面から見ると、ほぼ透明となる。

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