焼酎甲類特集=市場規模41万klへ
昨年から今年上半期にかけて「飲用本直し」「飲用みりん」問題に揺れた焼酎甲類市場だが、九九年の販売数量は前年比二・八%増の三六万八六一三キロリットル(表(2))と健闘した。増税にともなう一時的な買い控えや他酒類への移行などの影響で落ち込んだ九八年の数字を上回り、増税前の九六年並みに戻った格好。さらに差別化商品としての地位確立で急伸する韓国焼酎(前年比一九%増・四万八〇〇〇キロリットル)やその他輸入商品をの加えると、市場規模は四一万キロリットルを突破したことになる。