海苔問屋連、貿易自由化にらみ、秩序ある輸入制度確立へ具現化乗り出す

長きにわたり外圧から保護されてきた日本の海苔輸入制度が、将来的に大きく変貌する可能性が出ている。今秋に締結が予定される中国のWTO加盟で本格的にグローバル化が進むとみられることや、国内生産の先行き不透明な状況で商材の安定確保が急務となっているためだ。ただ海苔流通業界では自由化へ移行した際の異業種参入、海外産の流通による国内市場の混乱など、新たな問題の発生も懸念している。全国六〇〇企業以上の海苔流通業が組織する全国海苔問屋協同組合連合会(問屋連)では「海苔業界の輸入拡大はもはや

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