ウォルマート参入でCPFR普及へ、卸一括物流モデルが主流か 舟本秀男氏講演
世界の流通業のシステム戦略に詳しい舟本秀男舟本流通研究室代表は2月18日、都内で行った講演で「情報技術を活用、小売業とメーカーが提携するCPFR(商品共同需要予測・生産計画)の実現が米ウォルマート・ストアーズの成長の原動力になった」と解説した。また、WM参入により「今後二~三年で日本の取引形態は大きく変化する」と予想、直接取引拡大などを背景にしたCPFR普及を示唆した。だが、CPFRは「卸の一括物流受託体制に基づいた日本独自のスタイルが主流になる」との見方も示した。