60周年企画・伝統と最先端の共生:神田明神前・天野屋、江戸の味を未来に

特集 総合 2003.06.18 9178号 17面

「かうぢ」(糀)、「芝崎納豆」と描かれた歴史を感じさせる看板。その横のショーケースにSL(蒸気機関車)の模型が収まる。「機械いじりが好きだったので、昔は飛行機の整備士になりたかったんですよ」と天野屋六代目・天野博光(47)さんは語る。 東京・神田明神の参道に面した天野屋(東京都千代田区、03・3251・7911)は江戸時代末期の弘化3年(一八四六年)に創業。一六〇年近い歴史がある。糀、甘酒、納豆、味噌などを製造販売。発酵食品に強みを発揮する。同店の地下

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