脱・DS 変わる山田酒販(2)PBと代行業務、次はロジスティクスへ
酒類小売市場で店舗や売場間の競争激化と淘汰が進む中で、山田酒販は戦う武器を着実に整えつつある。その武器の一つがプライベートブランド(PB)だ。田中雅彦社長の目標は「二年以内にPB構成比を全店舗で二〇%にすること」。昨年までは二・五~三%程度だったが、現在は五~一〇%と圧倒的に高くなっている。発泡酒、ビール、焼酎、ワイン、日本酒とほぼ全種類でPBを導入しており、前期だけで約四アイテムの認知・定着に成功した。同社は食品でもPBを展開しており、田中社長は「農家や畑の顔が見え、正味の