永谷園、大相撲11月場所で広告看板を掲出
(株)永谷園(東京都港区、03・3432・2519)は大相撲11月場所が行われる11月14~28日、(財)日本相撲協会の公認を得て会場となる福岡国際センターで商品パッケージの看板を掲出した。同時に新たに導入した「ブランド・ステートメント(企業のブランドコンセプトを表すもの)デザイン」も掲示し、さらなる認度度アップを図る考えだ。
国際センターの建物正面には大看板とアーチ式の柱巻き、建物前の広場には塔屋を設置=写真=。永谷園はそれぞれに基幹商品「お茶づけ」のパッケージデザインと「ブランド・ステートメントデザイン」を大きく配し、観戦者の目をひくにぎやかな看板に仕上げた。
同デザインは10月、ブランドコンセプトのさらなる浸透を狙って導入。永谷園の英文頭文字「N」をモチーフに躍動感を表現している。11月1日にはマーケティング部を新設し、さらなるブランド価値の向上を目指している。
「お茶づけ」の主要購入層は五〇~六〇代のシニア層。大相撲観戦者も同層を中心とするだけに今回の看板掲出を決定したと見られる。
今回の11月場所は先場所優勝した東大関の魁皇が五度目となる綱取りを目指している。約六年ぶりの日本人横綱の誕生、悲願の綱取りに向けて、会場となる魁皇関の地元福岡県が盛り上がることは必至。
永谷園はおなじみの懸賞旗と屋外での看板掲出によって同場所を一層盛り上げる考えだ。