アサヒビール、ワイン検品を自動化 EPA需要増見込み

酒類 ニュース 2019.05.24 11880号 03面

アサヒビールは一部輸入ワインの検品を自動化する。日本電気(NEC)と共同開発した自動検査機を21年までに国内の受け入れ拠点3ヵ所に導入し、時間当たりの検品生産性を3倍にする。2月発効の日本と欧州連合の経済連携協定(EPA)を背景とした輸入ワインの受け入れ拡大を見込むほか、将来の検品作業員の人手不足に対応する狙い。

アサヒは輸入市場で売上容量首位のブランド「サンタ・ヘレナ・アルパカ」をはじめ、11カ国約500SKUの輸入ワインを取り扱う。18年の輸入の販売数量は10年前と比べ約2.3倍に拡大。今後もさらなる拡大を目指すため、より効率的で最適な検品体制を確立することとした。

このほど、NECと共同で画像処理技術を活用した「輸入ワイン中味自動検査機」(写真)を開発。ワインに異物が混入していないかを確認する装置で、ラベルの陰に隠れた異物まで高精度で検出することができる。

現在、検品は検査員が目視で行っており、1ライン当たり約10人の作業員が必要だ。経験と熟練の技術が求められる目視での検品作業だが検査機を導入することで、初心者でも対応できるようにし、労働力を確保しやすくなるという。

19年4月から、輸入の受け入れ拠点の横浜倉庫に検査機を1機導入し、テスト稼働させていた。9月からは検査機を3機に増やし、検査ラインとして1ラインを本格稼働させる。21年内までに、関西と九州の倉庫にもラインを順次導入し、全国3ヵ所に合計4ライン(12機)で自動検品ができる体制を構築する。(岡朋弘)

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