大森屋、「春のディスプレイコンテスト」最優秀賞にフタバヤ彦根店
【関西】大森屋は流通キャンペーン「春のディスプレイコンテスト2010」を実施したが1日、最優秀賞を受賞した滋賀県のフタバヤ彦根店で贈呈式が行われた。
春のキャンペーンは4月1日から6月末までの3ヵ月間実施。主力商品の緑黄野菜、カリカリ梅シリーズの好調なふりかけ類と、モーニングパック味などの海苔製品の柱商材の必須商品を入れての全商品が対象で、大陳コースとエンドコースに分けて行われた。
全国の小売2070店舗(昨年春1219店舗)が応募。7月31日に選考会が開かれ、審査の結果、カリカリ梅と春の季節に合わせた、梅型のディスプレーを飾り、ボリューム感と分かりやすい売場づくりをした、滋賀県でSM3店を展開しているフタバヤの彦根店が大陳コースの最優秀賞(賞金30万円)に選ばれた。優秀賞(同15万円)には宮城県の管運スーパージャンボほか3店、大森屋賞(同10万円)には大阪府のコノミヤ高槻店ほか9店が選ばれた。
エンドコースでは最優秀賞に京都生活協同組合コープ宇治神明店(同20万円)が受賞。優秀賞(同10万円)には京都府のスーパースマイル本町店ほか3店。大森屋賞には(同5万円)大阪府のイズミヤ若江岩田店ほか9店が選ばれた。
贈呈式には同社側からは稲野幸治社長、川口良夫常務取締役が、受賞のフタバヤからは中川智之社長と参与の中川紀久男氏が出席した。稲野社長は「3回目を迎え、応募店舗も昨年を大幅に上回った。どれも優秀な陳列だったが、ボリューム、分かりやすい、独創性という審査基準で審査した。フタバヤ彦根店は中でも独創性あふれる飾り付けで最優秀と認められた。同社は東近江を地盤に地域密着でアイデアあふれる積極的な営業で業績も好調な企業だ。今後とも当社商品をご支援いただきたい」とあいさつ。
中川社長と中川参与は「分かりやすく、ボリュームある陳列にした。特に商品の『カリカリ梅』から梅の模様に見立てたディスプレーを創作した。当社は多くのディスプレーコンテストで表彰されており、ディスプレーが店の活性化を生み出している。キャンペーン期間中に大森屋さんの商品の買上高20位のお客さんには粗品を渡すなどの工夫もした。今後もキャンペーンは積極的に活用していきたい。新商品の『しっとり』シリーズなど大森屋さんの商品は分かりやすく、お客さんからも人気があり、今後も力を入れていきたい」と返答した。
同社は販売店支援のため同キャンペーンを昨春から始め、秋開催と合わせて今回が3回目。参加店も増加、販売成果も出てきており「秋のディスプレイコンテスト2010」も10月1日~11月30日の期間で実施する。秋のコンテストは「全コース」「行楽・朝ごはん」「手巻き寿司」「アイデア」の4コースに分かれ、全コースだけが「最優秀賞」で、他のコースにはそれぞれに優秀、特別、参加の賞が選定される。
(大居政光)