巣ごもりが働く母親の料理にも影響 アレンジで使う調味料1位は「焼き肉のタレ」

たべぷろワーママ応援レシピ2021春賞に決まった「焼肉のタレ+炊飯器で作るビビンバ」

たべぷろワーママ応援レシピ2021春賞に決まった「焼肉のタレ+炊飯器で作るビビンバ」

コロナ禍によるテレワーク実施などをきっかけに自宅で過ごす「巣ごもり」時間が増え、料理について考える余裕ができた働く母親も多い。日本食糧新聞社が運営する働く母親向けメニュー提案サイト「たべぷろ」では全国の働く母親100人に、こうした状況のなか、冷蔵庫に眠っている調味料でアレンジして使うようになったアイテムについてアンケートを実施。1位に選ばれたのは「焼肉のタレ」だった。家庭で焼肉はそうひんぱんに料理するメニューではないが、ないと不便な「焼肉のタレ」。これを他のメニューにも活用しようと、TVの情報番組を参考にしたり、SNSなどネットで調べる姿があった。

自宅で過ごす時間が増え、新たな料理に挑戦

アンケートの結果から、時間ができたことで冷蔵庫をあらためて見返す余裕や、アレンジメニューを検索し挑戦してみようとする姿勢が垣間見られた。特に印象的だったのは、1位の焼肉のたれを肉料理の下味として漬け込んだり、炒めものの味付けに使ってみたりと、新しい料理法に出会い、挑戦する姿である。コロナ以前であれば、仕事に家事・育児と忙殺される日々によりこうした時間を創出することは難しく、ましてや新しい料理に挑戦しようなどと思う余裕はなかったのではないか。

<たべぷろ編集部調べ>
調査地域:全国
調査対象:働く母親
調査実施日:2021年3月24日
有効回答数:100サンプル

2位以下は「ポン酢」、3位「ケチャップ」、4位「オイスターソース」と続き、炒めものの味付けにポン酢を、肉の下味にケチャップなど、従来の使い方とは異なる調味料の新しい魅力発見に挑戦していた。

「焼肉のタレ+炊飯器で作るビビンバ」に支持が集まる

3月に読者投票を実施した働く母親向け春のベストレシピ「たべぷろワーママ応援2021春賞」では、焼肉のたれと炊飯器を活用したビビンバのレシピが多くの支持を集めた。

働くママを応援する春のベストレシピは「炊飯器ビビンバ」!焼肉のたれ活用で時短 – たべぷろ

同メニューは、焼肉のたれで味付けをした肉を、切った野菜とともに炊飯器に入れて炊くだけで完成するお手軽メニュー。まさに上述のアンケートの結果と相違ない内容だ。さらに、ご飯・肉・野菜と一品でバランスよく栄養が摂れる点も多くの働く母親が理想とする料理である。

たべぷろワーママ応援レシピ2021春賞に決まった「焼肉のタレ+炊飯器で作るビビンバ」

そして、外食や旅行がままならない今、おうちごはんを楽しみたいという欲求はますます膨らみ、自宅で簡単に作れて、子どもとエスニック(韓国料理風)メニューを楽しめるというのも魅力的だろう。

こうした点からも受賞した「炊飯器で作るビビンバ」は、さまざまな要望を網羅したアイデアであり、たべぷろが目指す、「夕飯作りをラクにし、食卓を囲む家族の笑顔を増やし、生き生きと働く活力を届ける」という趣旨にあったメニューではないかと推察する。(たべぷろ編集長 貞苅江梨子)

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