高千穂酒造、全てトウモロコシの新本格焼酎「ジャーボン」発売

酒類 ニュース 2020.08.21 12101号 10面

 【九州】高千穂酒造は25日、長期貯蔵のトウモロコシ製本格焼酎「JarBon ジャーボン」(30%・720ml)=写真=を発売する。新商品の投入は、2013年以降7年ぶり。

 同品は、麹から仕込み原料まで全てトウモロコシを使った原酒を樫樽で熟成した本格焼酎。商品名の「ジャーボン」には、ジャパニーズバーボンの意を込めた。

 蒸留に関しては、減圧蒸留と常圧蒸留を組み合わせた。そこで常圧蒸留の比率を高めることで風味にもこだわっている。アルコール度数は、これまで自社で多かった25度ではなく30度で設定。飲み方は、特に炭酸割りを勧めている。ボトルのブルーグラデーションは、青空をイメージしたもの。透明部分では大地の恵みを表現した。参考小売価格は1480円(税抜き)。

 家庭向けには、家飲みの新たな切り口として紹介している。取引先からは、「面白い」という声を受ける場面もあるという。

 同社としては、芋製、麦製が大きな割合を占める本格焼酎の中で、トウモロコシ製の認知拡大を図るきっかけとしたい考えだ。(大屋良太)

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