空っぽのコメ売場。購入制限の貼り紙が目立つ都市部の売場
関東や関西の都市部では、小売の棚にコメがほとんどない状態が見られる。コメ卸の在庫も「枯渇している」という声も聞こえる。猛暑と渇水による23年産米の不作と歩留まりの悪化で、端境期の6月ごろから徐々に売場に穴が空き始め、7月には特売件数も減少。8月8日に出された南海トラフ巨大地震注意の呼び掛けを機に、消費者が買いに走ったことも拍車を掛けた。商品棚には「1家族2袋まで」「同1袋まで」など、購入制限の貼り紙が目立ち、アイテムも複数原料米に絞られる売場が多い。
24年産米は、7月末に