建築コスト、SDGs背景に倍増 このまま現水準定着へ

総合 ニュース 2024.09.11 12820号 11面

 世界的なSDGs機運の高まりが建築コストを倍近くにまで押し上げている。脱炭素の流れが建築材料(建材)の原料価格を高騰させ、鉄鋼メーカーにも大規模な生産設備の刷新を強いた結果だ。倍増した建築コストは鉄鋼業界を取り巻く環境から、このまま定着する見込みが強い。
 建材を含め鋼材の原料に使われるのは「鉄鉱石」「石炭」「鉄スクラップ(鉄廃材)」などで、脱炭素の流れからCO2排出量の低い「鉄スクラップ」への傾斜が強まっている。そのため、以前でこそt当たり2万円前

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