調印を交わした太田貴也高松帝酸社長(右)と福田峰之H2&DX社会研究所代表
【関西】世界初となるギ酸を活用した高圧水素の生成を進める高松帝酸がこのほど、ギ酸から高圧水素ガスの連続抽出に成功し、実用化に向け一歩前進した。出口戦略の一つに水素を用いた調理システムの普及を据え、2030年にはさまざまな形での社会実装を目指す。
太田貴也社長は「『何としても地球温暖化を阻止したい』との思いで、開発を進めている。飲食店からCO2をなくすことが一つの目標。罪悪感なく焼鳥やウナギが食べられる社会を実現したい」と力を込める。