霧状の塩が均一に広がる。軽く振って使うと、さらにまろやかな味に
料理の味付けに欠かせない塩。素材の味を引き出すために京料理では液状の塩、すなわち「水塩」が使われてきた。液状にすることで塩加減の調整が容易になり、塩角が立たずに丸みを帯びた味わいが表現できる。料理が多様化した今日では水塩を使う料理人も減ってきたが、メリットに着目したメーカーからスプレー式の水塩が発売され、密かな注目を浴びている。 スプレー式の水塩は霧状に吹き出るため、料理にまんべんなく行きわたり、ムラが出ない。1回当たりの噴霧量が少ないため、塩加減