山形県酒田港、イカ釣り船団出航式 大漁の期待高まるも密漁取り締まり強化急務

水産加工 ニュース 2019.06.14 11892号 01面
若潮丸の本間健漁労長

若潮丸の本間健漁労長

出航式では家族や関係者などがカラーテープを持って見送り。酒田港を一周して、各船が沖合へ出航する

出航式では家族や関係者などがカラーテープを持って見送り。酒田港を一周して、各船が沖合へ出航する

 イカの町・山形県酒田市で9日、イカ釣り船団出航式が行われ、梅雨の晴れ間の青空に色鮮やかな大漁旗をはためかせた10隻の中型船が出航した。日本海能登沖にある大和堆の好漁場や北海道などで40日以上、延べ8ヵ月の漁が始まる。日本の排他的経済水域(EEZ)の違法外国漁船による密漁、北朝鮮からのミサイル発射など不安を抱えながら、トップクラスの漁獲高を誇る船団へ大漁の期待が高まる。
 農林水産省の「海面漁業主要魚種別の漁獲量」を見ると、スルメイカは2014年に17

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