イオンリテールの「AIカカク」は商品バーコードを専用端末で読み取り、陳列数を入力すれば適切な割引率を算出できる
●需要予測で効率化
小売各社のDX(デジタルトランスフォーメション)はAI(人工知能)を活用した需要予測による自動発注や値下げ業務に活用が広がっている。発注作業を自動化することで業務の効率化や生産性向上が期待でき、販売機会と食品ロスの削減になる。コンビニエンスストア(CVS)では工場と情報共有して生産計画に生かす実験も始まっている。AIによる需要予測が高い精度を保ち、製配販で情報連携が進めば、サプライチェーン全体の効率化にもつながる。