ワケありの盛り付け:「肉餅(ロウビン)」の町中華版 シュウマイの皮で蒸すとこうなる!
「台湾料理 生駒」の開業は1989年。30年超の歴史を持つ町中華の老舗。地元の人はもちろん、遠方からの来店も多く、店内は連日にぎわっている。
同店の人気メニューはいろいろあるが、最近、じわじわと頭角を現しているのが「皿しゅうまい」。ご覧のとおりの見た目でお客さんの注目を集め、SNSにアップされる機会が増えている。
メニュー誕生のきっかけを尋ねると「単なる思いつきですよ。中華料理に『肉餅』というひき肉料理があるんですが、シュウマイの皮を使ったその町中華アレンジですかね」と話すのは店主の息子さんの小池秀弘氏。
お客は「皿しゅうまい」というメニュー名を見て、「なに?」と思う。「皿」と「しゅうまい」を結びつけようとイメージするが、なかなか難しい。が、運ばれてきた料理を見て「なるほど!」合点がいく。
「そのお客さんのリアクションが、提供する側としてはうれしい。オーダー数がだんだんと増えることを楽しみにしています」と、誕生してわずか3~4ヵ月で人気メニューの予感がある。
●店舗情報
「台湾料理 生駒」
所在地=東京都墨田区緑4-30-9