特集 ショートパスタで“活” 麺文化革命の旗手、メニューバラエティ化に拍車
イタリアのパスタはブームにより、日本のうどん、そば、ラーメンなどの麺文化の一翼を担う食文化になった。ロングパスタが定着した現在、パスタはショートでのバラエティー化で、より一層利用に拍車がかかる勢いだ。とりわけショートの麺文化を持つのはパスタだけで、ショートパスタの浸透は日本の麺文化における大革命である。
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本格的国産パスタが誕生して四〇年。当初は小麦粉といっても中力粉や強力粉などの全粒粉に近いものを使用していた。これが貿易自由化を経て本場イタリアのパスタが広く支持されるようになり、昭和60年にはデュラム小麦から取れるセモリナ粉一〇〇%の国産パスタが世に出た。現在は、輸入も国産も味と品質にしのぎをけずっている。ちなみに平成7年度のパスタ輸入量を見ると、円高の影響で二桁の伸びを示し、輸入パスタが追い風を受けているようだ。
本場イタリア国内でのパスタ使用割合は、ロングとショートが6対4、日本では8対2といわれている。ブームによってパスタは食生活に根ざしており、ロングでのメニュー提案はほぼ出尽くした感がある。そこで、差別化を図るためにショートの需要が最近ジワジワと伸び始めている。
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ショートパスタが注目されている理由は、前菜から生食、スープ、オードブルに至るまでマルチに利用でき、応用範囲が広いからだ。そしてロング一〇〇gに対しショートは、ソースや具材を多く取り込むことになるので、六〇gで満足感が得られ、バランスの良いメニュー提案ができる点も見逃せない。
しかし問題点もある。日本人は醤油などの調味料を使用したあっさりした食文化を持つ。ところが、ショートパスタでは、濃厚なソースでないと味が引き立たない。この点を克服できれば、安価で万能なパスタを利用したいといった声は、各方面から多く聞かれる。
西洋風居酒屋などでは、若い女性向けにワインの需要を伸ばしている。このワインに合った逸品のメニュー開発は、客数増にも影響するため、各店とも最も注力しているところだ。














