すし特集 ホンコン女性はすし大好き、意外に少ないダイエット理由 中埜酢店調査
(株)中埜酢店(愛知県半田市、0569・24・5087)は、香港の女性に「香港のすし事情」と題したアンケート調査を実施、その集計結果を発表した。これは、香港の“すしブーム”の状況を把握するとともに、香港の日本食に対する関心度を調査するのが目的。
香港の食事は中華料理がほとんどだが、最近は経済発展にともなって急速に変化してきている。特に最近はファストフードが人気で、日本食も伸びており、スーパーでは「刺し身コーナー」「すしコーナー」が拡大、日本食レストランも四〇〇~五〇〇店が営業、回転ずしも約一〇〇店に達するほど。
ここ二~三年のすしブームに伴って、同社の「すし酢」の売れ行きが急増。九六年の販売状況は前年に比較して二倍の約二万五〇〇〇ケース(三六〇ミリリットル×一二本)の実績になる見込みで、これは一人あたりの購入量でみると、日本の五〇%近くになる。
今年7月に実施したアンケートは、香港女性二〇〇人を対象に一二九票の有効回答を得た。
それによると、すしの好き嫌いについては、九六・九%が「すしが好き」と回答。その理由は「おいしいから」がトップで、「素材の種類が多く選択自由」「便利」という回答も多かった。
米国ではダイエットや健康的という理由が挙げられるが、香港では意外に少ないことが分かった。
すしの代表的なメニューを聞いてみると「手巻きずし」が最も認知度が高い。人気メニューでは「ちらしずし」が一番で、つぎに「手巻きずし」が続き、「にぎりずし」などはぐっと下がる状況。
また、食べたことがある日本料理としては「すし」「うどん」を筆頭に、かなり日本料理の認知度が高くなっているが、好きな料理としては「刺し身」「すし」が圧倒的な人気となっている。