全日本司厨士協会主催、トック・ドール料理コンテスト表彰式開催

1997.03.17 123号 20面

(社)全日本司厨士協会主催による「’97Nestl〓トック・ドール料理コンテスト」表彰式が2月22日、東京調理師専門学校での最終審査会の後、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。

このコンテストは、全日本司厨士協会所属の若いシェフを対象に、料理コンテストを実施することにより調理技術の向上を図り、あわせて西欧各国との交流、見聞を広め日本での西洋料理発展に寄与することを目的に開かれている。料理界でも司厨士の登竜門として注目度が高いコンテスト。ネスレ日本(株)は、一九八八年の第一回実施以来、毎回全面的に協賛している。

審査(審査委員長・嶋村光夫ロイヤルパークホテル総料理長)は、ネスレ日本(株)の提供する食材を使い、冷製オードブル、温製メーン・ディッシュ、冷製デザートの三つの与えられた課題を規定時間内に調理し、その出来栄えと味を競うもので、その優勝者は海外での料理研修旅行に招待される。

審査発表と表彰式は午後5時から開かれ、出場シェフ全員に「全国大会出場メダル・ディプロム」と記念品を授与、大会会長・出口四郎司厨士協会会長のあいさつの後、第五位から順に成績が発表され、ネスレ日本のモーリス・アベテル常務フードサービス事業本部長からそれぞれに賞状、賞品を授与した。第一位(優勝)は河村昌紀さん(関西地区・ロイヤルホテル)で、ほかに厚生大臣賞、労働大臣賞が、またこの大会ではなじみの人で、その開催に大きく貢献され昨年亡くなられたWACS前会長ハンス・ブシュケン氏の夫人からの提唱でできた「ハンス・ブツュケン基金制度」による基金賞も贈られた。

入賞者は第二位・細谷弘(中国地区・福山ニューキャッスルホテル)、第三位・敦賀基裕(東京地区・ロイヤルパークホテル)、第四位・奥村光博(関西地区・大阪後楽園ホテル)、第五位・古竪憲正(沖縄・ホテル日航アリビラ)。

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