名古屋版:FRのカレーフェア 夏を盛り上げる「カーサ」「地中海」
ファミリーレストラン各社にとって、夏場のカレーメニューは定番。中で、(株)西洋フードシステムズが展開する「CASA(カーサ)」と(株)木曽路が展開する「地中海」に話を聞いた。
「カーサ」は夏のカレーフェアをはじめて四年目。今年は(1)懐かしのビーフカレー(八八〇円)(2)インド風キーマカレー(一〇八〇円)(3)王朝風チキンカレー(七八〇円)(4)タイ風シーフードカレー(九八〇円)を用意。玉ネギの代わりに長ネギを使い、ユズや醤油を隠し味にした「懐かしのビーフカレー」や若い女性に人気のナンを組み合わせた「キーマカレー」など、「話題性に富み、味の評価も高い」(広報、富田さん)。FRとはいえ専門店並みともいえる。
一方「地中海」は、サマーフェアのアイテムにカレーを導入。今年4月からグランドメニューの中に本場インドのホウレンソウベースのグリーンカレー、ナン、タンドリチキンを新たに設けたが、さらに7月1日からFRではめずらしく本場色を強めた(1)サグチキンカレー(一〇八〇円)と(2)インド風チキン&ベジタブルカレー(一一八〇円)を販売。(1)はグリーンカレーをアレンジしたもの。
営業マネージャーの松岡利朗さんは「味には保守的な日本人だが、目新しいものがうける傾向の中でFRの立場とバランスをとりながら専門的なエキスも加えたい」と話す。
各社ともカレーメニューは多岐に広がり、各社ごと独創的な工夫が行われている。