トップに聞く今年のキーワードと重点課題 ストロベリーコーンズ・宮下雅光社長
(1)(1)カスタマーサティスファクション(2)クオリティー(3)ビジョン
(2)(1)トータルマネジメントシステムを利用した収益力の強化(2)ホスピタリティーの見直し(3)さらなる商品開発力の向上
(3)ピザ・デリバリー業界も既に一二年以上の歴史を重ね、商品の類似化や新商品のアイデアの枯渇が叫ばれているが、弊社では消費者の価値観の変化、多様化が今後も拡大していくものと予測しており、特に「デリバリー」というサービス業において、新しい付加価値創造の余地は十分にあると考えている。
「四角いピザ」を開発した一昨年に引き続き、昨年は「フォーシーズンズ」とデリバリー用のパスタを開発した。また、昨年から開業した新業態「イタリアンダイニング」においても、弊社独自製法の「ピッツァ」を開発しており、今年も消費者ニーズをとらえ、オリジナリティーに富んだ商品を追求していきたいと考えている。
従来のSIS機能に売上げ予測、地図情報、分析ツールを盛り込み、トータルマネジメントシステムを再構築することによって販売戦略、出店戦略、経費管理の道標として活用し、フランチャイジーのリスク軽減と収益力の強化を図っていくつもりである。
サービス業を営む弊社において欠かすことのできないものは、直営店社員の能力向上であり、また、それによってフランチャイジー教育体制のレベルアップにつながると考えている。
子会社により米国に完成したInternational Cuisine Restaurant [Le Bateau]は、弊社グループ全体のトレーニングセンターとしての機能を備えており、ホスピタリティーの再強化に活用していくつもりである。
「イチゴのように繊細な心をお持ちのお客様一人ひとりを大切に、おいしさと感動をお届けする」という弊社創業以来の経営理念を忘れずに、ホスピタリティーとコンピュータを融合する二一世紀型のフードビジネスの完成を目指して着実に邁進していく。
(4)3月/ストロベリーコーンズ(三〇店舗)、イタリアンダイニング(五店舗)/東京、大阪、兵庫