うまいぞ!地の野菜(8)新潟県使ってみたい!とっておき野菜
(1)生産者名(2)所在地(3)電話番号(4)FAX番号(5)代表者(6)生産品目(7)特徴(8)取引条件(宅配可・不可など)(生産者のコメント)
●雪国とうな
(1)JA新潟頚北・大潟地区園芸部(2)(事務局)新潟県頚城郡大潟町大字土底浜三〇三五(3)0255・34・3121(4)0255・34・2821(5)山田長司園芸部長(6)雪国とうな(7)約半年間雪の下に育ち、雪消えと同時に茎(とう)が伸び始める春一番の野菜。軟らかく甘みがあるのが特徴。ホウレンソウと比較し食物繊維は一・五倍、カルシウムは二倍以上を含む緑黄色野菜。収穫は年一回、春先だけ。最近は比較的雪の少ない海岸線から豪雪地へと段階的に作付けし、3月下旬~5月上旬までリレー出荷している(8)京浜市場が中心(9)一般の葉物野菜と違い、葉を食べるより茎を味わう野菜。雪の下で育つため、病気や害虫の心配ない完全無農薬野菜です。
●里芋(帛乙 女)
(1)JA五泉よつば園芸連根菜部会(2)新潟県五泉市大字一本杉字寺浦六二九(3)0250・42・0125(4)0250・43・6430(5)根菜部会長・大湊修(6)里芋、バレイショ、クワイ、ネギ(7)県内で唯一、国の産地指定を受け、天皇陛下の即位に伴う大嘗祭の献上品にも選ばれた。天然の肌の白さときめの細かさはまろやかな味とぬめりがあり、高級料亭でも里芋は「帛乙女」と好評を得ている(8)市場出荷(8月下旬~翌年4月下旬)、ゆうパック(11月中旬~翌年2月下旬)(9)郷土料理ののっぺに欠かせないのが里芋。五泉の里芋と阿賀野川からあがるサケとイクラの取り合わせは昔ながらの味として親しまれています。おでん、芋煮にも使ってみてください。
●新潟茶豆 (黒埼茶豆)
(1)JA新潟経済連(2)新潟県西蒲原郡黒埼町山田提付(3)025・230・2731(4)025・267・7740(5)新潟経済連・野菜果実課と黒埼町野菜部会(6)ほかになし(7)昭和初期、山形から種を取り寄せ栽培、小平方茶豆として市場出荷。その後黒埼町でも栽培は広がり黒埼茶豆として評価を受ける。昭和60年ごろから新潟の特産品、新潟茶豆の名称で関東市場に出荷されている。黒埼茶豆は、豆の薄皮がやや黒っぽいが、ほのかな香りと甘みがあるのが特徴。実入りを八分目に抑えて収穫している(8)市場出荷。宅配は一部のスーパーで行い、農協ではしていない(9)ほんのり甘い「黒埼茶豆」はビールのおつまみだけでなく、お茶のお供としても楽しめます。
●食用菊
(1)白根市農協食用菊部会(2)新潟県白根市大字七軒字前二一一‐一(3)025・373・2105(4)025・373・4786(5)部会長・清水茂幸、農協組合長・坂上博義(6)食用菊、梨、ブドウ、桃(7)もともと地の野菜としてあったものを昭和45年ごろから商品化。現在の栽培農家は六二戸。収穫は露地栽培で8月末~11月上旬、ハウス栽培では収穫時期がずらせ年末まで出荷できる。薄紫の花びらは、黄色に比べ甘みとシャキシャキ感があることから人気を増している(8)市場。直販可(二キログラムダンボールで二〇〇〇円前後)(9)地元の新潟では色合いと食感を生かし、おひたしや酢の物、あえ物など幅広く利用されています。新潟の代表的な秋の味をぜひご賞味ください。