飲食業界のアイドルを探せ(8)「かつ太郎」古谷ひとみさん

1999.02.01 171号 23面

びっくりとんかつで地元では知らぬ者はいない「かつ太郎」。今年4月から働く古谷ひとみさん。

‐‐この仕事を選んだ理由は。

高校時代、ラーメン屋さんでアルバイトをしていて人と接する仕事に向いていると思ったからです。それにバレーボール部で部活をしていたので体力、忍耐力にも自信があった。でも寒さに弱く、ガソリンスタンドも頭にあったのですが、やめました。今でも冬になると、寝床から離れがたくグズグズしてしまいます。

‐‐その時どうするの。

私のおすすめメニュー「エビヒレ定食」を食べに来るお客さまを思い出して、飛び起きます。

‐‐選んだ仕事に就き、うれしかったことは。

少しずつ常連のお客さんが増えてきたこと。わざわざ私を尋ねて来てくださると、つくづくこの仕事を選んで間違いなかったと思います。それにお店が立て込んでくると意外におろそかになりがちな、お茶を注ぎ足したり靴を並べたりすると「ありがとう」と言われる。これって仕事を離れて、ついまた何かをしてあげたくなってしまうから不思議ですね。

‐‐仕事には慣れたでしょうが、失敗したことは。

お盆にのせたつもりのビールびんをこぼしてしまったこと。でもみんなが助けてくれたので、思わず目頭が熱くなりました。

一人っ子でちょっと甘えん坊のひとみさん。小林浩美店長もかわいい後輩ではあるが、「これからはパートの人たちを指導するくらいになってほしい」と期待を寄せる。

◆ふるや・ひとみ=昭和54年、水海道町生まれ。獅子座。O型。犬一匹を含め六人家族。一日九~一〇時間勤務をものともせずこなし休日は、取ったばかりの運転免許でドライブ、ショッピングを楽しむ。

◆「かつ太郎」(茨城県結城郡石下町大字新石下一六五八‐一、Tel0297・30・4301)

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