12年度外食系FC、既存店売上げ44カ月マイナス、店舗数は4.8%の伸び
(社)日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、電話03・5777・8705)は、平成12年度のフランチャイズチェーン(FC)に関する統計調査の結果を次のように発表した。
平成12年3月末期における外食系FCは、三八一企業・四万六〇一二店舗。店舗数は前年比二一二六店舗増(前年比四・八%増)、売上高は三兆九〇一三億円で前年比一・三%増となった。
外食FCの傾向は、店舗数の増加率に対し売上高の伸び率が低い点。要因は、外食産業全体に低価格化が進んでいるため。既存店売上げは四四ヵ月マイナスを記録しており、このマイナス要素を新規出店でカバーする構造となっている。
外食FCで成長率が高いのは、「カレー・牛丼」「ハンバーガー」の業種。「カレー・牛丼」は二〇チェーンで、店舗数は三四五店舗増加(七・四%増)、売上高は九九億円増加(五・四%増)。「ハンバーガー」は九チェーンで店舗数は三八九店舗増加(六・一%増)、売上高は二六六億円(四・二%増)。
両業種の好調は、低価格ニーズ対応による集客力の強さを証明する結果となっている。