日本ナレッジが「顧客満足度調査システム」開発、料飲店の評価をネットで分析

2001.11.19 240号 10面

日本ナレッジ(株)(東京都台東区、電話03・3845・4783)は、レストランなど料飲店を対象に、客の満足度をインターネットで調査・分析できる「e‐monitor」システムを開発、実績を上げている。

同システムは、レストランなどに来店し、飲食した人が、その店の料理、サービスなどに対する印象や評価をWeb上で回答し、それを即時に集計して分析できるという顧客満足度調査システム。来店の飲食者にインターネットでアクセスできるアドレス付きアンケート告知カードを配布、インターネットでアンケートに答えると、抽選で現金がその場で当たるというもの。

抽選方法をWeb上のスロットマシーンに挑戦させる方式でゲーム性を持たせ、アンケート回答率のアップを図った。はずれた回答者にも割引券などのクーポン券が発券できるという仕組みもユニークで、回答者の参加意欲を向上させている。

あわせて提案しているのがスタッフ満足度調査。顧客の満足は従業員の接客態度に比例する。重要な戦力であるパート、アルバイトの意見を常に吸い上げることで、潜在的な問題点の解決にもなる。

顧客とスタッフの満足度調査により、高度な覆面スーパーバイザーシステムが安価で実現できるという。

調査結果は、実際にその店で飲食した人の回答データや現場スタッフの意見であるため、具体性があり、店の長所、欠点が即座に分かる。

調査を実施したお好み焼き店では、具材、ボリュームの悪さを指摘され、改善した結果、固定客が増えたという。

アンケート内容は自由に設計でき、リアルタイムで集計・結果が分かり、ローコストで店のサービス改善に役立ち、確実に売上げを伸ばすことができることから、同システムの導入店が増えている。

日本ナレッジではこのインターネットを利用した調査サービスを一店舗当たり月額一万円~という低価格で行っている。

インターネットがつながる場所であれば、どこにいても「顧客の声」が即時に届く。FCや多店舗展開しているオーナーには必須(ひっす)のシステムといえる。

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