注目の業務用製品:キユーピー「スノーマン とろっとたまご プレーン」
手づくり感が売れ行きの明暗を分ける外食中食市場で、半熟卵を活用したメニューが急増している。その原動力がキユーピー(株)(東京都渋谷区、電話03・3486・3273)の業務用冷凍食品「とろっとたまご(洋風・和風)プレーン」卵のトッピングだ。和洋二種類、調理技術不用で必要量無駄なく使える即戦力食材として大ヒットしている。
トロッとジューシーな半熟卵は、作りたての料理を演出するのに最適なアイテム。昨今の“フレッシュ”ニーズと相まって、半熟卵を使ったメニューは増えるばかりだ。スクランブルエッグ、親子丼、オムライスなどの定番メニューも、半熟卵であるか否かが、人気の明暗を分けている。
だが、卵を半熟状に仕上げ、作りたてを提供するためには、調理の高等技術が必要。手早く加熱しなければ卵が固まるし、作り置きすればおいしさは半減してしまう。
そんな悩みを解決したのが「とろっとたまご」なのだ。
同製品は、全卵と調味液などを特殊工程でブレンドし冷凍加工したもの。解凍するだけで半熟状の全卵にもどり、加熱しても半熟状のままで、生卵につきまとうサルモネラの懸念もない。そのままスクランブルエッグとして使えるほか、オムライスや丼物のトッピングなど、卵ならではの汎用性を生かして自由自在に活用できる。
とりわけ、粘質で加熱しても固まらない素材特性は、卵料理のバリエーションを広げる大きなポイントだ。他の素材と均等にからみ合うので、炒め物、煮物、スープ類にも最適、素材それぞれの持ち味を損なうことなく調理できる。また、半熟状のフレッシュ感は、味わいと同時に鮮やかな見栄えも演出する。
業務用冷凍卵製品を扱う同社業務用営業本部は、「厚焼き卵」を皮切りに「オムレツ」「スクランブルエッグ」「レアスクランブルエッグ」「ふわふわエッグ」を打ち出してきた。いずれもヒットし現在も基幹商材だが、一貫して外食中食市場のフレッシュニーズにこたえてきた。「とろっとたまご」は、その路線の集大成ともいえる。
◆商品名=スノーマン「とろっとたまご(洋風・和風)プレーン」/原材料=全卵(三〇%)、ほか各種調味料など/荷姿=五〇〇g×一〇袋、一〇〇g×三〇袋/賞味期限=冷凍三六〇日/調理方法=流水解凍または自然解凍後、即使用可。温めると一層おいしくなる/問い合わせ=キユーピー(株)業務用営業本部(東京都渋谷区、電話03・3486・3273)