思わず選ばれる!いまどきパスタのアイデア:「多夢羅」山菜ときのこ

2004.02.02 280号 5面

みなさまはじめまして。パスタ好きの「マリぞう」と申します。今月から、お店で食べたパスタに関する連載をすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

記念すべき第一回目にご紹介するのは、吉祥寺で二五年も営業を続ける老舗「自家製生スパゲティ専科 多夢羅」のパスタ。このお店、ミートソースやナポリタンといった定番から、「冷製ツナサラダ風」「あさりスープ」など個性的なものまで全一一種のパスタをそろえています。

今回紹介する「山菜ときのこ」も個性的。

パスタには珍しく山菜が入っているのに加え、使われるキノコも常に一〇種類前後とたっぷり。一口ごとにいろいろなキノコの香りと歯ごたえが楽しめます。さらにこのパスタ、味つけはなんと味噌なのです。味噌ペーストには豆板醤が含まれており、ピリリと辛めの味で飽きません。口の中にじんわりと広がる味噌の風味が、パスタとよく合っています。

さて、こうした個性的なメニューを支え、多夢羅をほかにはないお店にしているのは、なによりも自家製の生パスタでしょう。モチモチとした食感の生パスタは、かなり太めで食べごたえも十分。この生パスタが食べたくて通う人も、きっと多いのではないでしょうか。

◆「自家製生スパゲティ専科 多夢羅」(東京都武蔵野市吉祥寺南町二‐二‐一一)営業時間=正午~翌午前0時

◆マリぞう=パスタの食べ歩きとメニュー開発に日々取り組むパスタフリーク。自ら食したパスタを紹介するホームページ「パスタ日記」(http://www.ne.jp/asahi/marizo/pastadiary/)を主催運営し、メニューアイデアの宝庫として好評。

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