資材マンの売れ筋包材チェック:東京都江戸川区・森本敏之さん
森本敏之さんは、入社一一年目を迎え、仕入れ業務六年・営業五年の経験をもとに各メーカーの戦略と顧客ニーズをすり合わせる卸営業マン。日々進化する中食トレンドを敏感にキャッチし、メニュー提案を交えて包材セールスに努めている。営業部長という最前線の重責を担い、「一年間に食べる弁当は一〇〇〇食以上」と豪語する森本さんに、売れ筋包材を聞いた。
当社・サンエーシステムは、マーケティング専門部隊がおり、その情報を元にメニュートレンドや消費者ニーズをいち早くお伝えする情報力がセールスポイントです。最新の売れ筋包材を三つ紹介します。
まずは、リスパックの惣菜用トレー容器「YSトレー」シリーズ。トレー底の不規則な突起が、盛りつけた料理に立体効果を与え、増量感と見栄えを演出します。価格も類似品とほぼ同じ。まれに見る大ヒット商品です。
そして、中央化学のファッショナブル・カラートレー「沙楽」シリーズ。色の質感が抜群で、柄パターンも多くて使いやすい。また、包容感を演出する広く頑丈なエッジ(ふち)が、何ともいえず心地よい。サラダ、弁当、惣菜、和洋中を問わず、付加価値アップの即戦力としておすすめです。
ユニーク製品の注目株はシーピー化成の「湯呑」シリーズ。早い話が、カラーリングしたワンウエーの湯呑み容器。ふたつきがみそ。ミニ丼、小鉢、スープなど、スモールポーションの容器に最適です。また、カーリング加工したエッジの口当たりもなめらか。近々、大ブレークの予感がします。
包材は、かつての使い捨てイメージを払拭し、料理に華を添える装飾美の域に達しています。料理の演出、使い勝手に最適な包材を案内させていただきますので、ご用命よろしくお願い申し上げます。
問い合わせ=(株)サンエーシステム(電話03・3684・6700)
◆中央化学「沙楽」シリーズ
「簡単、便利、気持ちいい」が訴求ポイント。デザイン、色柄、サイズバリエーションを充実させて開発されたファッショナブル・カラートレー。「テークアウトメニューをそのまま食卓で使えたら」という新しいライフスタイルのニーズにこたえたもの。耐熱・耐油性に優れレンジアップも可能。色とエッジの質感が魅了する。丸形、角形を合わせて一〇アイテム。
◆リスパック「YSトレー」シリーズ
ある量販店で使われた別注品を一般品に製品化したもの。
トレー底の不規則な突起が、盛りつけた料理を突き上げて立体効果を演出し、ボリューム感を高める。カラーバリエーションは五種類。「売場の統一感を図るのに有効」との声が多いとか。
◆シーピー化成「湯呑」シリーズ
丸みを帯びた手作り感が漂う湯呑み容器。ワンウエーの湯呑み容器としてはもちろん、ふたつきなので、ミニ丼、小鉢、スープ、茶碗蒸しなどにも最適。カラーリングは、青磁、青雲、志野など高級感あふれる五種類。新メニュー開発意欲がわいてくる。