ＵＣＣ上島珈琲（株）（神戸市中央区、電話０７８・３０４・８８１３）は４月６日、「ＵＣＣコーヒー博物館」に新しい展示室「ＵＣＣヒストリー」を開設した。同博物館は“コーヒーのある豊かな生活の創造”をコンセプトに、アジア唯一のコーヒー専門博物館として昭和６２年１０月１日に設立した。起源・栽培・流通・加工・文化・情報の六テーマに分けコーヒーに関する知識を映像や展示で紹介する。年間五万人の来場者がある。

同館は企業博物館でありながら、ＵＣＣのＰＲをしないことを特徴としてきたが、来場者からの展示要望を受け、今回「同ヒストリー」を新設した。

「同ヒストリー」は、同社の創業から現在に至る歴史を、その時代に起こった業界の動きや出来事を交えて写真やパネルで紹介。同社が過去に放映したＴＶＣＭ１００選も視聴できる。また、世界初の缶コーヒー開発者で創業者の上島忠雄氏の生涯を映像で伝える。今後もコーヒー文化の発信基地としての役割を果たしていく。