この一品が客を呼ぶカレー編・京都:「チャーリーブラウン」
関西の中でも、とりわけスープカレーを出す店が充実しているのが京都。そのなかで「チャーリーブラウン」は、京都初のスープカレー専門店として、一昨年にオープンした。立地は左京区で、京都大学に至近の場所。具もスープもボリュームたっぷり、しかもお手ごろ価格とあって、学生たちから熱い支持を集めている。
「薬菜」「医食同源」といったコピーが、看板やメニューに並ぶ。「スパイスと野菜をたっぷり使うスープカレーはとてもヘルシー。でも、味やボリュームがなければ舌の肥えた学生さんは来てくれません」とオーナーの吉村和子さん。
本場・北海道では学生の間でスープカレーが人気ということから、京都大学に近い場所に店をオープンさせた。しかし、味は京都人の好みに合うように変えてあるという。ラーメン店の経験もある吉村さんは「京都の人はスープを味わうのが好き。だから、最後まで飲めるスープをと思いました」と話す。
そんなこの店のスープカレーは、スパイス主体だが決して辛すぎないもの。チキンや豚骨、野菜、そして秘密の材料でとったスープにスパイスを合わせる。塩は一切使わない。仕上げに醤油とみりんを入れ、食べる直前にはミルクを加える。これでまろやかな、京都人好みの味わいになるという。
「辛いのが苦手な人には、フライドガーリックを用意。風味がさらにまろやかになります」と吉村さん。もちろんオーダーの時点で、辛さを選ぶこともできる。
人気は「チキンと薬菜のスープカレー」。大きな鶏もも肉がドーンと入った一品だ。醤油とみりんで煮てから揚げているので、とても軟らかい。
野菜も素揚げしてあるのでボリューム感がある。「野菜は、松ヶ崎の農家から仕入れているんです。旬のものを使うので、季節によって変わることも」。具が大きいからこそ、野菜の味にもこだわっている。
◆チャーリーブラウン(京都市左京区田中関田町2‐7、思文閣会館地下1階、電話075・752・1105)営業時間=午前11時30分~午後3時、5時~8時30分、水曜・第3木曜定休/席数=18席/1日食数=約20食
◆食材の決め手:(株)ギャバンスパイス(東京都中央区)スパイス各種、(株)ジーエスフード(大阪府東大阪市)「ピュアスパイス」
この店のスープカレーは、15種類ほどのスパイスをふんだんに使って作る。使用しているのはコリアンダー、カイエンペッパー、クミンなどで、きっちりと分量を量ることがポイントだ。スパイスは主にギャバン=写真(上)=のものを使用している。種類がたくさんそろっているのがその理由。また、スパイス主体のスープにさわやかさを加えているのがバジル。ふりかけるだけで味が引き立つ。これはGSフードの「ピュアスパイス」=写真(下)=を利用している。














