家族みんなで楽しめる“糖尿食レストラン”「知食旬菜ETSU」ATC店
日本初の糖尿病専門レストラン「知食旬菜ETSU」が7月7日、大阪市内のATCにオープンした。(株)ガイア(大阪市住吉区、電話06・6569・1370)が運営する「ETSU」はこれまでの健康志向食、ダイエット食とは違い「糖尿病患者対応食」だけに焦点を当てた店舗づくりが特徴。230平方メートルの店内にはインスリン室を隣接したレストラン、低カロリー食料理教室、食品店、鮨宅配「新おんらく家」、糖尿食栄養指導室などが配され、8人の栄養士が現場アドバイザーとして常勤している。
制約の多い糖尿食に「楽しみ」が加わるように糖尿病療養指導士、調理師がメニュー開発。通常より31~33%カロリーカットしたオリジナルメニューはデザートを含め約100アイテム。レストラン部門のメニューにはカロリーと塩分を表示した。カウンター越しに職人が握るすしは、通常タイプのすしに加え、温泉水を使用した鹿児島産黒酢と低甘味料使用で12~25%カロリーカットした低カロリーすしの2種類を用意し、家族全員で楽しむことをコンセプトにしている。
糖尿食の食材・調味料を約250アイテム揃えた食品店は「病院で糖尿病食用食材を進められてもどこで買えるかわからない」という家族の悩みを解消するのが狙い。生野菜のペーストを使った低カロリーパン8種類もオリジナル開発し販売している。
また、栄養コントロールしたメニューを調理師と管理栄養士が指導する料理教室は、平日2回、土・日・祝は3回実施する予定。
今後1年半の間にガイアでは、ATC店と同規模の路面店舗を阪神間で1店舗、食品店、料理教室、指導室をセットにした販売主流店舗を10店舗を出店する計画。またフランチャイズ運営も視野に入れている。