博水社、ビールテイスト割り飲料「ハイサワー ハイッピー」好調

2006.10.02 320号 5面

(株)博水社(東京都目黒区、電話03・3712・4163)が6月に投入したビールテイスト割り飲料「ハイサワー ハイッピー」=写真=が好調だ。発売当初から業務用市場で、アミューズメント性の高い注ぐ楽しさと独特の泡立ち感で着実にコアユーザーを獲得、8月4日からは家庭用にも進出しており、残暑需要に向けての体制も整った。オリジナル以外にもレモンテイストを揃える品揃えの多様性も好評で、新定番として定着化を目指す。

同商品の人気の要因について田中秀子取締役は、「ほかにはない“ムクムク”とした泡立ちや、ホップを含みながらも苦みの少ない独自の味わいを実現できた。ビールとサワーの中間に位置する味覚設計といえ、若者層にも好評」と説明。また「業務用ではオリジナルソングをPOPなどを通じて展開するなど、ほかにはないユニークなアイデアで認知向上に寄与している」(同)と言う。

展開しているのは、家庭用・業務用ともにスッキリした苦みがヘビーユーザーにも好評な「ビアテイスト」と、上質なレモンビールを彷彿させるフルーティーなビールテイストを楽しめる「レモンビアテイスト」の2フレーバー。中でも後者は、「ハイサワー」における果汁ノウハウを集大成した同社渾身の製品で、飲んだ瞬間に味覚面での差別性を強く体感することができる。

また、業態別の容器ラインアップも充実。使い切りのびんタイプのほか、紙パック容器のコンクタイプでは1パックで33杯分の「ハイッピー」を作ることができ、ディスペンサー設置店では利益商材としても機能する。メーンの200mlびんタイプは、氷と焼酎と合わせると中ジョッキにぴったりのサイズで、“注ぐ楽しさ”を手軽に楽しむことが可能だ。「ハイサワー」ブランドでの投入であることから、話題喚起の下地も十分。

今後も「従来には無かった味覚と付加価値でもある作る楽しさを新提案とし、若者層など今まで割り飲料のライトユーザーであった消費層にも積極的な販促活動を行う」(同)と意欲的。甲類焼酎以外にもウイスキー、ウオツカとの相性にも自信を示しており、将来的なロングセラーとして育成していく構えだ。

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