調理機器資材ガイド=製氷機 三洋電機㈱
夏と氷といえば氷あずき、レモン、イチゴとかき氷が一番。その昔、氷は冷蔵庫で活躍した。その後電気冷蔵庫になり、冷凍庫ができて、家庭で氷が作られる。スナックやバーでは、氷のかけらをバーテンがキリで砕き、オンザロックとして花形だった。次には製氷機ができて、喫茶店などに入れば機械からザラザラとスコップでコップに入れてウオーターとしてテーブルに出される。
アイスコーヒーやアイスティーに浮かんでいるのをお客はストローでつついている姿は今も見られる。キューブアイス、クラッシュアイスのほか三日月型、丸型やら大、小と作られて食卓、店頭、家庭でと、いろんな方面に演出効果を上げている。サラダバーの床氷や、皿に料理と共に盛り付けされたクラッシュアイスは食欲をそそり、鮮魚の床氷は実に購買欲をかりたてる。ホテル、レストランの果物の床氷は満足感に満たされる。氷は夏だけに使用されるものでなく、四季を問わず人々にさわやかさ、おいしさを与え、料理、飲み物になくてはならないものになった。花を活ける時や、工業用にも使用されると聞く。
ホテル、レストランのユーザーは店の独自性を氷を使って作り出すのも面白い趣向と思われる。
三洋電機㈱産機システム事業本部(東京都文京区、03・5803・3482)
キューブアイス(ニューセル方式)のSIM/S40型のアンダーカウンタータイプ。キューブアイスでキリッと引き締まった透明で硬く、純度の高いポピュラーな氷が出来る。単相式、空冷タイプ。本体標準価格四七万円(税別)。
H八〇〇㎜、W六三〇㎜、D四五〇㎜、四〇㎏タイプ。