タイ鍋専門店「コカレストラン青山」、本場と同じ味を提供
若者の間で今一番トレンディーな街「青山」に、この秋タイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ)専門店が相次いで二店オープンした。エスニックブームでタイ料理レストランが多くなっているが、こうしたタイ鍋専門店が“新鮮な辛さ”を武器に女性の心をつかみそうだ。日本の「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」からヒントを得たこの料理は、煮立った鍋に肉、魚介類、野菜など新鮮な素材ならなんでもOK。これを各店自慢の秘伝のたれにつけて食べる。真っ赤なたれは初心者には辛すぎるが、スープで薄めて辛さを調整できる。多人数でワイワイ楽しめるカジュアルさに栄養バランスがよくヘルシーでリーズナブルな鍋料理。この冬はタイスキの「辛さ」に、熱い鍋がますますアツくなりそう。
マルハ八〇%、コカホールディングインターナショナル社二〇%出資の合弁会社、㈱大洋コカレストランジャパン(東京都千代田区、03・3216・0390)が六本木、渋谷、八景島に次ぐ四店目としてオープンした。地下一階で一八〇坪一六四席。営業時間は午後5時~11時。広く落ち着いた空間で、本場バンコクのコカレストランと同じ味を提供する。鍋の具は一人当たり三~四皿、一組三~四人で一〇~一二品を目安とし、客単価四〇〇〇円。「青菜の炒めもの」「バーベキューチキンピリ辛」などのアラカルトメニューも用意している。
一〇~二〇人で利用できる個室もあり、少人数から多人数まで楽しめる。また、同ビルの二階には中華カフェレストラン「コカオリエンタルカフェ」も出店しており、アラカルトメニューのニーズに応えている。
こちらは昼も営業しており、営業時間は午前11時30分~午後11時まで。店舗面積は九〇坪、九六席、客単価二五〇〇~三〇〇〇円となっている。そのほか、同ビルの貸ホールにタイ料理のパーティーメニューをケータリングする予定で、三業態で月商三〇〇〇~四〇〇〇万円を見込んでいる。
同社はコカレストランを来年度、首都圏に直営二店舗、FCで金沢ほか三店舗出店を予定しており、将来的には三〇店舗体制を目標としている。
▽住所‐東京都港区青山二‐八‐四四、TEPIAビル、℡03・5474・6106