そば・うどん特集 「そば蔵」 信州そばのFCを展開
信州そばのFC(フランチャイズチェーン)「そば蔵」の一号店がこのほど愛知県江南市にオープンした。このFCを展開しているのは信州そばの㈱山サ渡辺製麺FC事業部(長野県茅野市北山六七六五、0266・78・2439、渡辺健太郎社長)だ。
同社は、信州そば(乾麺、半生、生)の製造販売を行うかたわら七六年、関連会社のそば蔵を設立し翌年、諏訪湖畔に「そば蔵」一号店をオープン。現在直営店が諏訪二店、長野、宮田村各一店。店舗名をそば蔵とする指導店が茅野、飯田、千葉各一店、山梨二店。原材料の供給と経営指導を行っている店舗が北関東を中心に二〇店舗ある。
「そば蔵(登録商標)」の特徴は、①今までにない和風レストラン②通常の信州そばより太くて腰のある麺③注文されてから七分以内に商品を提供でき、回転率が高い④単一食材から生まれる多彩なメニュー⑤季節ごとのイベント開催など。
開店に当たっては、教育、市場調査、店舗設計など資金面を除きすべて指導、素人でも経営可能。ロイヤリティーはなく、加盟金坪三万円(上限二〇〇万円)このほか保証金、研修費がある。材料はすべて供給するが独自仕入れも可能。
現在までの店舗は、吹き抜け土間風の大テーブルと人数が調整できる和風テーブル、家族用などの座敷席による約六〇~一〇〇席で展開。店舗デザインは統一されていないが今後統一の方向で、新たに二〇席程度の店舗を企画中。
メニューは、天ぷら、ご飯物を中心としたセットが多く、ゆで前二〇〇㌘のボリュームのある生そばが一人前、平均客単価六、七〇〇円、夜一〇〇〇円。
麺は腰が強く使い易いのが特徴で四タイプ、ゆで上がり時間二~四分と早く、高回転率で利益確保。価格は五五〇~六八〇円、生うどんも揃える。そば関連商品の土産品、年越しそば、ギフト商品も取り揃える。