国際食品・飲料展 堂本食品、タイ米専用の炊き込み

1994.04.04 49号 2面

惣菜を手掛けて八〇年になる堂本食品(株)(広島県広島市安佐南区、082・848・1151)は、昨年10月頃から集団給食・産業給食用にタイ米の利用を考え、研究を進め、4月にタイ米専用の“炊きこみごはんの素”五目釜めし、チキンピラフの二種を発売する段取りであったが、急ぎ3月発売に踏み切った。

「フーデックスの試食では、九割がタイ米を食べるのが初めての人、一割が米についてプロの人でしたが、コメ屋さんは、タイ米を売るだけでなく、おいしく食べてもらうメニューをセットで売りたいという問合せが多く、あまりの反響の強さに発売を繰り上げ3月末に踏み切った」(小田昭浩開発室長)という。

発売する「炊きこみごはんの素」は、タイ米三kg用と四五〇g用があるが、三kgの場合、通常の水加減(水の一・五倍)より一五〇〇cc多く水を加え、浸漬時間二時間以上にし、本品一袋を加え、水の色が均一に醤油色に変わるまでよくかきまぜ、あとはスイッチを入れるだけ。

「タイ産米一〇〇%使用時の商品仕様のため、ブレンド率が違う場合は、相談に応じている」と説明、需要を期待している。

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