「辛口」アイドルタイムも気を抜くな
*…もう午後3時近くになっていたが、落ち着いて話し合いが出来るので、レストランで打ち合わせをすることにした。時間的には、客は四組ほどで、遅い昼食組、三人でビールを飲みながら食事の延長と思われる組もある。ウエートレス三人が厨房入口付近に集まり、何やら話に夢中である。
*…レジ係も定位置には見えない。われわれにコーヒーを出した後は、もう用事が済んだという気持ちなのだろうか。三人組のお客一人が先ほどから何回か手を上げて合図をしているようだが気がつかない。ついに「オーイッ」と声がかかる。「オーイッ」と言うのも余り感心はできないが、お客を怒らせる店側の勤務態度は論外である。
*…一組でもお客のある場合は、誰かが必ずその席に神経を集中しているのが基本。ランチタイムの忙しさからやっと解放されたこの時間帯には、ほっとした気のゆるみから、せっかくの努力が無駄になって、店のイメージダウンにつながることのあるのを知るべきである。責任者の徹底した教育指導を望みたいところ。