野菜市況 レタス、長野次第で波乱含み、トマト下降気味

1992.07.20 8号 19面

東京青果市場の6月の野菜市況は、入荷量が前年比増となったため、価格を下げた品目が多かったが、平均価格は前年並み。

レタスだけが大幅な高騰で前年比二倍強の高値。中旬以降は若干の入荷増もみられた。6月の平均では前年比一一〇%ほどとなった。

また、キュウリ、大根も前月比高が目立った。下旬は天候が悪く、低温の影響で果菜類が急騰した。ネギも品薄があり高値。玉ネギは価格低迷が続いている。

梅雨時期は、果根菜の品質低下を招き、入荷面への影響も懸念され、7月は品目によっては価格的にもまちまちになり、根菜類は前半保ち合い、後半軟調。葉茎菜類は旬別の変化が大きく、果菜類は価格も下降気味で、全般的に前年比安くなる品目が多いものと予想される。

ニンジンは、青森は作付が前年比若干増反され、作柄は根部の肥大のバラツキもあるが、入荷は前年比若干増えそうな気配。北海道産は根部肥大が比較的順調だが、一部に下級品もみられる。市況は前月の低迷もいくらか上押し気配。

大根は、入荷量の約半分を占める北海道産に肥大のバラツキがみられる。入荷は前年比若干減少気配。青森産は天候不順で根部の肥大が一部不十分な地域がある。入荷はほぼ前年並みと予想される。市況は中旬以降は軟調で、等級別格差が大きくなり、価格は一時高値から、平均では前年より一〇%方安と予想。

レタスは、入荷量の約八〇%を占める長野産は生育の遅れから結球の一部にバラツキもみられ、入荷はほぼ前年並み。岩手は作付面積が前年比減少。作柄は天候不順で結球不足も予想される。

市況は中旬から軟調予想だが、長野産の出方によっては波乱含み。価格は前年比一〇%ほど高値予想。

トマトは、福島産に着色不足がみられ、作付増だが、入荷は前年並み。栃木産は生育遅れと一部小玉果がみられる。青森産は着色不足がみられる。市況は下降気味で、価格は高値だった昨年よりは安値だが、例年よりは高値と予想される。

キュウリは、主力の福島産の生育の遅れがみられるものの、順調に推移している。入荷は前年比減。

岩手産は一部下級物もある。作付減から入荷量も減少する気配。秋田産も天候不順で着果にバラツキがみられる。市況は増量に伴い下押し、前年比一〇%ほど高値と予想される。

キャベツは、群馬の作付けが前年比若干増、作柄は生育がやや遅れ、一部結球のバラツキがみられる。入荷は前年並み。北海道産は初期生育が遅れ気味。入荷は増反から前年比二〇%強の増産がみられる。

市況は中旬以降軟調。群馬産の出方によっては価格が前年比安も予想される。

ピーマンは入荷量の約七〇%を占める茨城産は着果のバラツキがあるが、生産量は前年比より増産。岩手は作付面積が前年より増えたものの、作柄が一時期に生育停滞はあるが、総入荷量は前年比若干上回る。

市況は7月下旬の茨城産の出方では波乱含みだが、価格は前年の品薄高年から7月はこれにより一〇%強安値が見込まれる。

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