そば・うどん特集 「三國一」サラダうどん昼時500食
提案型のうどん店として定評のある「三国一」は、このほど東京都新宿区のアイランドタワー内に三店目をオープンした。ユニークなアイテム揃いで昼夜にぎわっている。
うどんの魅力啓蒙をテーマにして、老若男女、時間帯別のニーズにマッチするメニューをピンポイント的に開発、従来のうどん屋の画一イメージを払拭している。なかでも若者、特に女性にターゲットを絞った「サラダうどん」(七五〇円から)は有名だ。ホウレンソウ、トマト、ツナ、コーンなど、メニューアイテムは多彩。いずれもトッピングに見合うドレッシング、つゆを開発するという凝りようだ。新宿本店ではランチタイムだけで五〇〇食(テークアウト含む)出るという。
また、ふるさとの味をうどんにたくした「諸国名物うどん」シリーズも好評。例えば「さけとじうどん」(七五〇円)は蝦夷(えぞ)、「みそカツうどん」(九〇〇円)は三河、「本鴨ネギうどん」(一一〇〇円)は出雲の名物を盛り込んでいる。その他、ランチのセットメニュー、夜のコースメニューも豊富。
「うどんのメニュー開発は無限」といってはばからない。サイドメニューについても、うどんに合う酒として、辛口の「三国一」なるPB(プライベートブランド)を打ち出す気の入れようだ。
さまざまな切り口でうどんを提案するこの店のやり方は、従来のままで限界を来たしている店舗には必見の価値がありそう。