百貨店の新提案“飲めるデパレス” 池袋東武「スパイス」リニューアル
●装い新たに年間来客数120%目指す
東武百貨店池袋本店、レストラン街「スパイス」が、10月15日に第一期リニューアルオープンした。25年ぶりの全面改装で30代から40代の女性をターゲットに“飲めるデパレス”として百貨店の新機軸を打ち出した。今回は11階から15階の全5フロアのうち、第一期として14、15階が開業した。これによって年間客数120%、年商122%を目指す。グランドオープンは2月26日予定。46店舗という百貨店として都内最大規模のレストラン街に生まれ変わる。
今期改装の14階は「バー&ダイニング」として女子会や、会社帰りの女性客を中心に、気軽に飲酒を楽しめる空間を目指した。新コンセプトを象徴するように、6店舗全てが百貨店へは初出店となった。15階「プレミアムダイニング」は、老舗すき焼き店「人形町今半」を加えて百貨店の高級感をさらに増すための改装となった。池袋本店では全体の31%、年商326億enが食品フロアによる売上げ。今回の改装で「年間客数120%、年商122%を見込む」と池袋本店店長紫桃満之氏は語った。