USA発この新食材に注目!:コンブチャ(紅茶キノコ) アメリカで復興、健康飲料として人気
コンブチャ(Kombucha)
コンブチャ・ブルックリン(Kombucha Brooklyn)
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日本でかなり昔にはやった紅茶キノコ。それが「コンブチャ」と名を変えて、アメリカで流行している。スーパーへ行けば、コンブチャと称したボトル入り機能性ドリンクが買える。味は、「アップル・サイダーとシャンペンの中間」という通り、酸味とピリピリした舌触りがあり、すっきりした清涼感がある。市販品は、レモンジンジャー、クランベリー、オレンジ、コーラなど、いろいろなフレーバーがそろっている。
この健康ドリンクを家庭で作るキットを販売しているのが、コンブチャ・ブルックリン社だ。ハドソン・バレーで、オーガニック、フェアトレードの材料を厳選して製造し、ブルックリンで販売している。
コンブチャで必要なのは、スコービーと呼ばれる培養菌。バクテリアと酵母の共生コロニーだ。これさえあれば、永遠にコンブチャを作ることができる。スコービーは甘薯糖で一番よく育つ。同社は、他に、温度計、ペーハー紙、ヒート・マットなども、備品としてそろえている。
作るのは、簡単。紅茶を作って、糖分を加え、スコービーを入れるだけ。発酵させる必要があることから、殺菌したガラス容器を使う必要があり、他の雑菌が入らないよう環境も気をつけなければならない。
同社は、コンブチャは、デトックス作用、プロバイオティック、抗酸化物質、ビタミンB群、ビタミンC、オーガニック酵素などに富むとして、「飲み物のスーパーフード」、「パワフルなプロバイオティック茶」と呼んでいる。