居酒屋ラーメン特集:シャモロック酒場 新橋店「シャモロックラーメン」
●濃厚ブランド鶏スープ シェアでちょうどよい量に 10時間煮込みでうま味を抽出
「シャモロック酒場 新橋店」は、その名前の通りに、名古屋コーチンや比内地鶏に並ぶと称されるブランド鶏である「青森シャモロック」をメーンに提供している居酒屋。そして、締めとして提供されている「シャモロックラーメン」は、シャモロックの中でも「村越プレミアム」とも呼ばれる「村越シャモロック」から取っただしをぜいたくに使った逸品だ。
ラーメンに使用されているシャモロックのガラからとったスープは、10時間かけてじっくり煮込むことで、濃厚な味が染み出ている。このガラスープに塩を加えるだけで、ラーメンスープは完成する。濃厚なシャモロック自体のうま味を引き立てるためには、調味はシンプルな方が良いという。ここに中太麺を加え、具材はシャモロックのもも肉と、万能ネギ、白胡麻のみ。全体的にシンプルな作りは、やはり強い素材の味をそのまま生かすためだ。
もともと来店客の要望でメニューに追加された同品は、3~4人ほどでシェアされることが多く、特に注文がつかない限りは、取り皿もセットで提供しており1日5~10杯ほどを販売。締めでちょっとラーメンを食べたいというニーズに応える、居酒屋ならではの提供の仕方で、料理を一通りつまんだ後に一人1杯を食べるのは厳しいというグループ客を中心に人気を得ている。
同店は、水とガラのみで炊く濃厚な水炊きも看板料理の一つ。ラーメンもこのスープをぜいたくに使用した商品のため、スープが無くなり売り切れてしまうこともしばしば。「早い時では開店3時間あまりで終売になってしまうこともあります」と高井幸司店長が語る人気ぶりだ。
●店舗情報
「シャモロック酒場 新橋店」 所在地=東京都港区新橋3-18-8 三舘ビル1~3階/坪数・席数=30坪・50席