Webで話題の新家庭料理(5)桃モッツァレラ 意外な組み合わせで大好評
◆さまざまなアレンジレシピ 決め手は白ワインビネガーとレモンの皮
暑い時期は、さっぱりとしたものが食べたくなりますね。暑さにより食欲が落ちるので、冷たいフルーツや野菜を使ったレシピがはやります。今回はその中でも、2014年ごろから大ブレーク中の、「桃モッツァレラ」をご紹介します。
桃モッツァレラは、モモとモッツァレラチーズを合わせ、白ワインビネガー・オリーブオイル・塩・コショウであえてレモンの香りを効かせた料理です。いわゆるフルーツのカプレーゼですが、モッツァレラとモモという意外すぎる組み合わせと、酸味と甘味の絶妙なバランスがとても好評で、twitter上で投稿する人が続出しました。
もともとは、料理研究家の内田真美さんが2007年に出版した「洋風料理 私のルール」という著作で紹介したレシピです。
軟らかく甘味あるモモに、塩気あるもっちりした食感のモッツァレラ、コクと風味をプラスするオリーブオイル、甘味を引き立てるワインビネガーの酸味、そして爽やかな風味のレモンの皮が合わさった、絶妙な味わいが人気の理由のようです。
最近ではフルーツを変えたり、調味料を変えたり、食材を増やしたりと、モモの季節が終わっても楽しめるいろいろなバージョンのレシピもたくさんあります。例えば、生ハムとバジルを加えるだけでよりワインに合うつまみに。自分の好みのフルーツカプレーゼ、試されてみてはいかがでしょうか。
●広瀬佐知子(ひろせ・さちこ)
EATWORKS所属。某大手外食企業本社や輸入商社から個店経営まで幅広いフードビジネスに携わる。現在はコーディネーションや立ち上げなどさまざまな分野で活躍。4人の子どもの育児を通じ“心と体に優しい食”が自身のテーマ。